特徴
デカルバン病とも呼ばれるこの症状は、腱鞘炎で手をよく使う方に多い疾患です。
パソコンや文字を書くことが多い方、産後に赤ちゃんを抱っこするお母さんにも多い疾患です。
症状
親指側の手首から1~2センチの手首の箇所に痛みや腫れが出ます。
物をつかんだり、親指を広げる、握る動作などで痛みます。
長母指外転筋、短母指伸筋という腱に炎症を起こします。この現象が腱鞘炎です。
写真のように、フィンケルシュタインテスト(アイヒホッフテスト)といって親指を握って手首を曲げると痛みます。
熱感や握力が低下する場合もあります。
施術方法
手首や指の筋・筋膜、腱鞘をリリースします。
多くの場合、肩や肘の動きも硬くなり必要に応じてリリースを行います。
産後の方は赤ちゃんを抱っこする時間が多いので期間がかかる傾向です。
ひじり鍼灸整骨院では神経を介して筋・筋膜リリースを行う非常にソフトな整体方法です。
胸郭や肘、手首、指など患部だけでない伝達の悪い箇所を探しリリースを行います。
痛みが強い場合は、親指を取り外しのできる固定装具を作ります。
セルフケア
①安静:サポーター等で親指や手首の安静を図る。親指を使わないようにする。
②温熱療法:熱感や腫れが強い場合でなければ、お風呂でよく温める。
③ストレッチ:お風呂で反対の手で、痛みが出ない程度で手首、親指の患部のストレッチを行う。
これくらいで、良くなるなら程度は軽いです。
*あくまでもセルフケアなので痛みが継続する場合は、お早めにご相談ください。