
特徴
椎間板は脊椎の骨と骨の間にあってクッションのような役割を果たしており、この椎間板が、不自然な運動などで外力に耐えられず、被膜を破って脊柱管内に逸脱した状態を椎間板ヘルニアといいます。
代表的なものが腰椎椎間板ヘルニアで、ついで多くみられるのが頚椎椎間板ヘルニアです。
30代に多く、飛び出た椎間板の大きさや神経の圧迫部位によって首の痛みや腕への神経痛を起こします。

症状
- 首~肩~腕~指へのしびれ感、痛み。
- 咳やくしゃみ、首を後ろに反らすと肩甲骨や腕に痛みが走る。
- 肩や肘、手指が思うように動かせない(筋力低下など。)
症状が強い場合は座っているのも辛く、横になって寝ると症状がらくになったり、腕を上げると楽になったりします。
ヘルニアと言われていても、筋・筋膜性症候群(MPS)が同時に存在している場合が多いのです。その痛みがヘルニアによる割合か、筋・筋膜性症候群(MPS)の割合か、どちらが多いかどうかで経過も変わります。